当薬局で導入した調剤ロボットは、「ロボピックⅡ」と「ドラッグステーション」の2機種です。どちらも庫内のカセットに薬を分類して保管し、自動でピッキング(選び取る)して間違いなく正確に取り出す装置です。薬剤師は動き回って薬品を探すことなく、手元のトレイに届く薬品をそろえて患者さんに渡すことができます。
ロボピックⅡの方には、錠剤をプラスチックとアルミでシート状に挟む10錠と14錠の「PTPシート」をセットしています。処方頻度の高い約260品目をカセットに充填しています。処方箋のデータをパソコンに入力すると、装置がカセットから薬を選び出し、区分けしたトレイに薬品ごとに分別します。装置にはPTPシートを切り分けるカッターも付いていて、端数まで自動で数えて調剤できるのが特長です。薬品を装置に充填する際のチェック機能も万全。カセットと薬品外箱それぞれのバーコードを読み取って照合しながら、手作業で充填しています。