安佐市民病院は、2022年5月に移転をしました。医療業界ではIT化が遅れていると言われていますが、この移転を機に当院でもデジタル化を推進していこうと以前より話し合ってきました。移転後間もなく、国の事業で電子処方箋運用開始にあたってのモデル事業が実施されることになり、当院が位置する広島県安佐地域が国からモデル地域として選定されたのが同事業スタートの経緯です。国では4つの地域を選定しており、安佐地域以外では山形県酒田地域、福島県須賀川地域、千葉県旭地域が選ばれています。モデル事業を行う地域では電子処方箋を先行して導入・運用することで、システムや運用面の検証を行うとともに、課題などを収集して電子処方箋のさらなる活用方策について取りまとめをすることになっています。安佐地域では、3月時点で当院のほか、長久堂野村病院さんと西山整形外科・胃腸科さんが電子処方箋を運用しています。(モデル地域令和4年10月開始、その他令和5年1月開始でもう全国で始まっています)