中野 HITは県域の観光振興を一元的に担おうと2020年、既存の県観光連盟と県観光課を統合再編して発足しました。行政の枠組みでなく、より民間に近い立場で観光振興の施策をスピーディーに立案し、実践するための組織です。質・量ともに備えたロングテールな観光プロダクトをそろえることで、観光客の満足度を高めることで、何度でも訪れたくなる「リピータブルな観光地」の実現を目標に掲げています。
また、HITだけでこの目標を達成することは困難であり、県内の観光振興組織や観光関連の事業者様と一緒に取り組むことが重要だと考え、そのための仕組みづくりに取り組んでいます。その一環として、観光客の現状を正確に把握し、各関係団体で共有する仕組みが必要だと考えました。そのために21年に導入した人流モニタリングツールが「おでかけウォッチャー」です。