「でべライナー」は、飛行機の便に合わせて広島空港と尾道市内を直通で結ぶ、乗り合いの空港送迎サービスです。「でべら」とは、「でびら」とも言い、尾道の特産品として知られる魚のことです。
2019年8月1日、広島空港と尾道市中心部を定時定路線で結ぶ乗合ジャンボタクシー「でべライナー」の運行を開始しました。「尾道の足になりたい」「尾道の公共交通を守りたい」との思いを実現させました。行楽シーズンを中心に業績は好調だったのですが、新型コロナウイルスの影響で利用者が減少し、20年4月から運休を余儀なくされました。
コロナが落ち着いてくると「直通便があったほうがいいよね」「尾道は観光地なのに空港からの直通便がないなんて」という声をいただくようになり、23年7月、クラウド型AI乗合配車システム「Noruuu」を活用し、運行を再開しました。現在、空港行きの4便と、空港発の4便、1日計8便を年中無休で運行しています。乗車3時間前までの完全予約制で、予約方法はウェブサイトのみです。市内広域に乗降ポイントを設けた「ドアtoドア」に近い区域運行が特徴で、乗降ポイントは尾道市街・向島の約80カ所から選択できます。