花山 射出成形機とは、主にプラスチック素材を熱で溶かし、金型に流し込んで形を整える工作機械で、プラスチック射出成形機とも呼ばれています。素材を溶かす「溶融」、それを金型に流し込む「射出・成形」、冷やし固める「冷却」、取り出すといった工程を1台で処理します。身の回りにある日用品や家電製品、自動車などに使われているプラスチック製品のほとんどは射出成形機で造られています。全長3㍍の小型から全長20㍍の大型までサイズはさまざま。当製作所は射出成形機を世界展開するマザー工場と位置付けられており、中小型機を中心に製造しています。成形するプラスチックの多くはバンパーやエンジンカバー、内装品、電子機器のコネクタなど、自動車の樹脂部品に使われています。自動車部品以外では例えばスマートフォンのケース、プラスチックのコップ、化粧品や整髪料の容器、プラスチックコンテナなど、各種製品の製造に使用されています。