近距離無線通信「Bluetooth(ブルートゥース)」を生かし、外出した高齢者や子どもなど、離れた家族の安否を確認するための見守りサービスです。タグは縦5.6㌢、横2.9㌢、厚さ1.1㌢、重さ14㌘の小型軽量で、ブルートゥースの電波を常時発信します。見守りサービスはこのタグと、電波を受信する感知設備と位置情報を入手するための専用アプリの三つで構成されます。
まず、タグを鞄や専用の靴に入れて外出し、広島県内各所に設置した感知設備や、専用アプリ(無料)をインストールしたスマートフォンを持つ人の傍を通り過ぎると、ブルートゥースの電波を受信し、位置情報が自動的に当社のサーバーに送られます。保護者や家族はスマートフォン専用アプリやウェブサイトを通じて対象者の位置情報の履歴を確認できるため、対象者の外出が早期に分かり、捜索の手がかりになります。
大きな特長は、感知設備を置く場所や専用アプリをスマートフォンにダウンロードする人が増えるほど、位置情報の収集範囲が広がり、早期発見しやすくなる点です。感知設備を対象者の自宅に加え、福祉施設や公共施設に設置したり、対象者の家族だけでなく、知人や地域の民生委員、PTAや町内会の会員、一般住民などがボランティアの一環で専用アプリをダウンロードしたりすることで、地域の見守りネットワークの構築につなげるのが狙いです。