石原 「VR OSCE」は、フルCGを用いて患者呼び入れから医療面接・身体診察までの「OSCE」をVR内で再現し、学生自身で試験対策を行うことができるVRソフトウエアです。声に出して患者を呼び入れるところから始まり、問診を行っていきます。問診を終えると各種診察に移り、座位や寝た状態の臥(が)位で、視診や触診、聴診器など医療器具を用いた器具診察といった、さまざまな診療行為を施していきます。診察後、必要に応じて追加問診を行い、最終的な診断結果を要約します。VR内で回答の解説なども閲覧できるため、自己学習が可能になっています。2021年3月に広島大学から依頼を受け開発し、22年3月に完成、22年10月より販売を開始しました。現在、広島大学さまのほか、他県の2大学に導入していただいています。