「Mobile Motion Visualizer 鑑AKIRAⓇ」(以下、鑑AKIRA)は、2013年から開発を手掛け、2016年から販売している関節運動テスタです。患者が機器の前に立つと、非接触で肩や肘、膝、足首などの表面形状を計測して、仮想マーカーを自動的に付与します。体を動かしたときのマーカーの軌跡を記録し部位ごとに可動域を計測したり、上下左右と視点を変えながら、直感的なビジュアルで再生したりすることができます。これまでも動作をデータとして記録する装置としては、映画製作などでモーションキャプチャーに使われる高精度なものがありましたが、価格が高い上に、体にたくさんのマーカーをつける必要があり、医療現場で使うには適していませんでした。