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トップリーダーのためのDXセミナー ~製造業(株式会社晃祐堂)編~

DXとは挑戦すること ~デジタルは魔法の杖ではない。が,チャレンジすると見えてくるものがある~

〇セミナー後記(動画)

 2023年2月7日に「トップリーダーのためのDXセミナー」の製造業編「DXとは挑戦すること ~デジタルは魔法の杖ではない。が,チャレンジすると見えてくるものがある~」をオンラインにて開催し,94名の方々にご参加いただきました。
※当日のセミナー内容はこちらからご覧いただけます。(YouTubeへ遷移します。)

 今回のセミナーは,「筆づくりにおける伝統技術と先進技術(DX)の融合への取り組み」について以下の流れでお話しいただきました。
(1) 熊野筆の特徴(世界中の他の筆との違いと,その製造の難しさ。)
(2) 晃祐堂の紹介(業界では新参者。その分チャレンジ精神に富んでいる。)
(3) わが社でのDXへの取り組み(AIとの出会いから,量産化への試行錯誤状況など。)
(4) ブランドストーリー(体感し,共有してもらうことによる熊野筆への親密度アップ戦略。)
 特に,デジタル化だけでなく,知財活用や地域おこしなど様々な取り組みを通じて「ユニークさ」「オンリーワン化」を追求するチャレンジングな企業姿勢が印象的でした。好奇心を持って新たな取り組みを行うと,結果的に更に新たな出会いや発展につながるという「好循環の創出」は,そのままDXの本質である,と感じられました。

 その後の講義「事例からリーダーが学ぶべきポイント」では,「リーダーとしての心構え」と「リーダーとしての役割」に焦点を絞って説明されました。心構えについては,慎重さと大胆さという全く異なる能力を必要に応じて使い分ける事,そのためには適切なリスクマネジメントを行う事が重要だとの示唆を得ました。一方,役割については,デジタル人材育成やデジタル組織づくりを率先垂範で行う事,そのためには少々強引でも周囲を巻き込んでやらせて行くことやアイデアを生かす風土づくりが不可欠である,との事でした。
 次の質疑応答と事例深掘りにおいては,AIやARと言った最新テクノロジーの活用法や可能性について質問が集中しました。まだまだ発展途上の技術ですが,それらに果敢にチャレンジしている事例企業を目の当たりにし,視聴された方々の意識も高まったように思われます。
 最後に講師から「DXへの一番の近道はチャレンジすること。チャレンジすることによる失敗と言うものは無く,例え直ぐには上手く行かなくても,その分の経験値が積み上がって成功への道が開かれる。この事を理解して欲しい。」というまとめで終了致しました。
 
 実施後のアンケートでは「中小企業でも熱意があればここまでの事ができるという元気をいただけた」,「チャレンジを進めることで,社員も多くの可能性を見出しているのでは」などコメントがあり,リーダーの熱意とチャレンジ精神が組織全体に与える影響の大きさに共感した方が多くいらっしゃった様です。

 DX推進コミュニティでは今後も様々な業種,テーマのセミナーを予定しています。皆様も是非コミュニティへご加入ください。DX推進コミュニティメンバーへの加入申込みはこちらです。

※当日のセミナー内容はこちらからご覧いただけます。(YouTubeへ遷移します。)
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