まずひとつ目が、ひろしまサンドボックス事業「D-EGGS PROJECT」において、Yper株式会社様の自動配送ロボットによる中山間地域でのラストマイルインフラの構築事業として採択された、買い物支援の実証実験です。将来的に大きな課題となるであろう「買い物をする場所がない」という問題を解決するため、ユーザーが注文したものを自動配送ロボットが指定の場所に届けるという実験で、今回は自動配送ロボット「LOMBY(ロンビー)」が北広島町役場本庁・ショッピングセンターサンクス周辺をフィールドに、郵便物と生鮮食料品の同時配達を行いました。
そして2つ目が、令和4年7~8月にかけて行われたスマート農業実証実験です。水田へ水位や水温センサーの取り付けを行い、専用アプリから確認ができるようにしました。また、こちらのアプリからは水門の開閉を行って灌水や排水ができます。農家さんはわざわざ作業をしたり見守りに行く必要がなく、人手と時間の削減につながりました。
さらに3つ目が、道路施設点検の実証実験です。こちらは公用車などに汎用型カメラを取り付け、走行中に撮影した画像データをAIが解析して、ガードレールやカーブミラーの錆、損傷といったものを検出するという実験です。従来は職員が点検に赴いたり、町民から報告のあった場所に行ってチェックするという作業が生じていたのですが、これにより“ながら点検”が可能になりました。