AIを利用した自動検査システムで、「TDis」(Takaki Delta inspection system)と名付けています。AIによる画像診断で部品の良品と不良品を判断、さらにその画像と検査結果の保存機能で、予期せぬイレギュラー時の原因究明も行うことができます。特徴としては最大4台のカメラで立体のさまざまな角度や場所をチェックし、最大10か所の検査を同時に実行し,検査結果はまとめて保存することが可能で、検査、学習、検査結果ログの管理を一括して行え、誰でも簡単に操作ができます。ラベルプリンターとリンクさせ、TDis画面上で製品名や入り数を設定し、検査結果ログ番号と合わせて自動プリントさせることも可能です。精度が非常に高く、不良品であれば100%、良品であれば90%以上(良品のうち数%は不良品と判断してしまう)の確率で部品の判別をします。カメラや照明を変えることで色々な自動車部品の検査ができるので汎用性が高く、そのあたりが従来の検査装置と違う点かもしれません。検査現場でこれまであがってきた多様な困りごとの声を反映してできたものなので、非常に現場に即した装置だと思っています。