新型コロナウイルス下による外出自粛で高齢者の運動不足が懸念される中、拡張現実(AR)技術を用いて、見慣れた自宅の部屋や散歩道などを背景に、ゲーム感覚で体を動かせるアプリをテスト開発しました。タブレット端末を使って起動すると、カメラに写る空間の画像にさいころ状の物体が次々と浮かび、手足を動かして触れる動きをすることで、一つずつなくなる仕組みです。利用中の心拍数や血圧などのデータを取得・解析し、健康を支援するプログラムも組み込みたいと考えています。こうした個人の健康情報をデジタル技術で一元管理し、かかりつけ医の診療に生かしたいと考えています。
DXを展開することで新たなビジネスが創出され、その影響によって地域医療の質が向上し、島民の健康寿命アップにつながると信じています。