デジタル技術を活用したバスの運行管理の高度化に取り組んでいます。バス運転士の乗務前後の「点呼」を、対面ではなく離れた場所で実施する「IT点呼(IT機器を用いた遠隔点呼)」もその一つです。2021年5月から、廿日市営業所(廿日市市)のバス乗務員と、広島南営業所(広島市中区)の運行管理者との間で、デジタル機器を介してIT点呼を実施する実証実験に参加しています。現在は、高度な点呼システムを導入することで、運行管理者と乗務員とのビデオ通話によるコミュニケーションに加え、アルコール検査や体温測定の結果をシステムに連携させるなど、確実で効率的な運行管理体制の構築を進めています。
公共交通を持続可能なサービスとするための手段の一つとして、IT点呼システムにより、安全性の向上と、運行管理業務の効率化を図っていきたいと考えています。