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 2025年6月19日(木)にビジネス変革に向けた中核的人材育成プログラム「ミートアップイベント」をオンライン(Zoomウェビナー)で開催し、ビジネス変革に取り組んでいる経営者層・管理者層・DX推進担当や支援機関の方々60名に参加いただきました。

 イベントは、講演、プログラム紹介の二部構成で行いました。
講演 「持続可能な成長にむけたビジネス変革に挑戦する中核的人材」
    株式会社復建技術コンサルタント 市川 健 氏
 宮城県仙台市に本社を構える株式会社復建技術コンサルタントは、建設コンサルタントとして公共インフラの調査や設計などに取り組んでおり、DX推進により、業務の効率化と新たな価値創造を目指しています。

 同社は、2023年に宮城県の『産業デジタル中核人材育成プログラム』に参加し、他の参加事業者との交流や事務局の伴走支援を受けながら、DX推進計画を策定されました。市川氏は、当時を振り返って、「特に多様な業種の参加事業者との情報交換が、視野を広げるきっかけとなりました」と語られました。

 社内では、検討会の開催や社内勉強会を通じて、社員の意識改革にも取り組まれています。これらの取組の成果として、社員の業務に対する意識変化やデジタル技術への関心の高まりがみられるとのことです。
 
 一方で、社員の巻き込み方や急速な技術進歩への対応等については、悩みや課題はあるものの、「情報収集や意見交換を継続し、挑戦と失敗を許容する文化を醸成していくことが重要」と強調されました。

 また、DX推進における粘り強い説明や、小さな成功体験を積み重ねることの重要性、そして中核的人材に求められる心構えなどが語られました。最後に、DX推進計画の策定と外部支援の活用を勧める力強いメッセージで締めくくられました。
プログラム紹介 「ビジネス変革に向けた中核的人材育成プログラム紹介」
    有限責任監査法人トーマツ 宮地 慶一 氏
 まず、デジタルを活用したビジネス変革(DX)の重要性、特に、労働力不足やSDGsへの対応など、企業が抱える課題が多岐にわたる現状を踏まえ、経営戦略に基づいたDX推進が企業価値向上に不可欠である点を説明しました。
 また、プログラム内容の紹介に加えて、昨年度、同プログラムに参加した参加者の声を紹介するとともに、市川氏に再登壇いただき、宮城県の類似プログラムに参加された実体験に基づいたアドバイスもいただきました。

 最後に、DX推進におけるよくある課題をご紹介し、本プログラムではこうした課題解決に向けても検討を行うことを説明しました。

まとめ
 イベント実施後のアンケートでは「DXを推進している方々の課題や取組について学ぶことができた」「DXに取り組むプロセスが参考になった」「現場の生の声に共感できた」「プログラムをうまく活用することがDX推進の近道になることが分かった」などのコメントが寄せられました。
 参加者の多くが、ビジネス変革に取り組む上で中核的人材に求められる役割や期待についての気づきを得るとともに、DX推進における課題や成功の鍵について多くの学びを得たことが伺えます。
 DXへの第一歩を踏み出すため、本プログラムへの積極的な参加を心よりお待ちしております。
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主催 広島県
運営 有限責任監査法人トーマツ 広島事務所
   「ビジネス変革に向けた中核的人材育成プログラム」事務局
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