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第1回事例研究会 (飲食業編)

無理のないDXで強い店へ! 〜クラウドPOSレジなどを活用した業務効率化〜

〇セミナー後記(動画)

 2024(令和6)年10月8日(火)に第1回事例研究会「無理のないDXで強い店へ!〜クラウドPOSレジなどを活用した業務効率化〜」をハイブリッド形式で開催しました。
※当日のセミナー内容はこちらからご覧いただけます。(YouTubeへ遷移します。)
 
1 概要
 本研究会では、講師による飲食業界の現状と課題の説明、事例企業による取組内容の発表、講師による事例のポイント解説を実施した後、会場参加者にタブレットを使ってクラウドPOS レジなどを実際に操作していただきました。
 
2 飲食業界の現状と課題について
 まず、現状として、「テイクアウトやデリバリーといった中食と呼ばれる分野の市場が成長していること」や「インターネット通販が伸びていること」などについて、次に、課題として、「アルバイト・パート従業員の不足と人件費高騰が大きな課題になっていること」についての説明がありました。
 変化する消費者志向や新陳代謝の早い競合への対応として、顧客価値向上に取り組んでいく必要があるとのことでした。
 
3 事例企業の取組内容について
 事例企業による取組内容の発表では、「お好み焼き 楽素太」の上本様から今まで地道に導入してきたデジタルツールの概要、利点・欠点、コストなどについて説明があり、具体的には、クラウドPOS レジとキャッシュレス決済、CTI(電話受電時に顧客情報を表示するツール)、POS データや銀行入出金明細データの財務会計システム自動連携、経費レシートのスキャン取り込み、ホームページとネット通販機能の導入といった各取組について紹介がありました。
 取組の成果としては、「ホームページでの広報により、コロナ禍で増加した宅配需要を取り込み、売上が増加し続けたこと、さらに業務効率化したことで、パート従業員が減っても業務が回るようになり、人件費は、4 年前と比較し37%削減できたこと、店主夫婦の負担になっていた会計帳簿の作成にかかる時間が年間約200 時間削減でき、料理の提供というコア業務に集中できるようになったこと」を話されました。
 発表の最後に「個人商店でもできるDX はある。小さなことでもまずはやってみましょう。」というメッセージをいただき、5年以上に渡って、多忙な業務の合間を縫って粘り強く一つ一つデジタルツールを導入してきたことが、大きな成果を生んでいると感じられる内容でした。
 
4 事例のポイント解説について
 続いて、講師から、デジタルツール導入に関するノウハウと予算が限られる個人商店がどのようにしてそれらを補ったのかについて、上本様と対話しながら、事例のポイントについて、解説しました。
 取り組む上でのポイントとしては、「ノウハウの不足を補うため他店を積極的に見学すること、商工会から専門家を紹介してもらうこと、人任せにせず自分自身が動くこと、商工会へ定期的に相談し補助金情報を素早く入手すること、サブスクリプションで利用できるツールは良いと思ったらまず導入し、合わなければやめるというフットワークの軽さが有効であること」などが挙げられます。
 2020 年から始まったコロナ禍において、多くの飲食店が困難な状況に直面しました。今後もどのような環境の変化が起こるか分かりません。このような将来の予測が困難な時代だからこそ、DX への取組が効果的だと分かる事例でした。
 
5 デジタルツール体験会について
 デジタルツール体験では、クラウドPOS レジやデジタル打刻ツールを実際に操作していただくとともに、POS データを生成AI で分析するデモを行い、会場の参加者からは、クラウドPOS レジの機能の豊富さと、タブレットでも不都合を感じない操作感を評価する声が聞かれました。
 実施後のアンケートでは「一歩踏み出しチャレンジすることの大切さを感じた」「DX を進めるには現状把握と金銭的にも無理のないスケジュールが大切だと感じた」などのコメントがあり、できることを無理のない範囲で継続的に行う大切さを学んでいただけたようでした。
 
6 最後に
 事例研究会は、来年2月までに残り5回の実施を予定しております。幅広い業種の方にとって参考となる事例講演を予定していますので、ぜひご参加ください。詳細が決まり次第、本サイトトップページの「新着情報&お知らせ」欄、及びメールマガジンで告知します。

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