農業には関心がありつつも、効率が悪いイメージがありました。元々はIT企業に勤務。自動化や効率化のシステムを手掛ける中、青空の下で働きたいと脱サラしました。その後1年間、庄原市の県立農業技術大学校での学びを通して、農作業を省力化するスマート農業の青写真を描くことができました。
現在私が自動化しているのは、水や肥料の散布のほか、ハウスのビニールの上げ下ろしなど。作業は単純で「ICT化しなくてもいいのでは?」と思われるかもしれませんが、温度や湿度などは刻一刻と変わります。そのたびに10棟のハウス全てを回って作業するのは時間と労力がかかり、最適な管理ができません。そこで、IT企業で培った知識や技術を使って作業量を減らすなど農作業の負担を抑えつつ、収穫量を維持、増やすための取り組みを進めています。