施工箇所の3D設計データと衛星からの位置情報により重機を自動的に操作するMC(マシンコントロール)や、MCのシステムを用いて手動で操作するMG(マシンガイダンス)などの情報通信技術(ICT)を取り入れたICT建機を14年から導入しています。
16年から1年半にわたって実施した「国道54号下布野歩道工事」では、土砂を掘削する油圧ショベルにブルドーザー用のMGを移植した3Dガイダンスミニショベルを使いました。作業の軌跡を示したガイダンスに従うことで、施工基準高の目印となる丁張を設置せずに高精度な施工を効率的に行うことができました。こうした取り組みが評価され18年度、国交省が革新的技術などを用いて建設現場の生産性向上を図った取り組みを表彰する「i-Construction大賞」で国土交通大臣賞を受賞しました。